【嗚呼、知床峠】
 
8年目は、羅臼から斜里へ真夜中に峠越えを敢行した。
月明かりも無く、漆黒の闇を無理やり切り裂いて突き進むような感覚は、もう恐怖が先頭に立つ以外の何物でもなかった。
急な坂と曲がりくねった峠道。だたただ、怖くて走る抜けただけとしか覚えていない。
 

 
で、明るいうちは、ただただ羅臼岳の雄大な姿に見とれるだけだ。
こんな眺望の良い駐車場があったなんて・・・。
・・夜中に来てみい。怖くて止まれんに。
 

 
西ではとうとう日没してしまい、そして東に薄暗く国後島が浮かび上がる。
北方領土だ・・。
 
・・・こんなふうに、僕の知床探索は終わった。
本当に駆け足だったけど、所望の森林浴は堪能して、満足した。
 
(続く)
 
 
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Last modified: Sat Sep 28 00:25:57 LMT 2002