MUSIC LIST 〜更紗書記・聴曲録〜
■ 私と音楽
 私が初めて「音楽」と対峙したのは、小学3年の冬に遡る。鮮明に記憶に残っているのは小学校のブラスバンド部が集会で演奏した「宇宙戦艦ヤマト」のテーマ音楽で、あの迫力と珍しさに圧倒された私は「ブラスバンドをやる!」の一点張りで残りの小学生時代をテナーサックスとトランペットに捧げた。当時は、昭和62年に鳥取で開催された「わかとり国体」のクレー射撃会場の式典演奏用に、強化指定校として高校レベルの指導を受け、実力も相当なものであったと思う。音楽、というより演奏に関する基礎知識は、この時スポンジが水を吸うように吸収され現在も乾いてはいない。(無論、技術は無くなったが。)
 そんな私も、多感な中・高校時代にポップス等の「聴く」音楽に目覚めるのは遅かった。
 初めて自分でCDを買ったのは高校に入ってから。レコードに至っては、貸しレコード屋がCDレンタルに改装する時の処分セールで買ったのが初めて。リアルタイムにLPを買ったことが無い。

■ LIST総論
 ここで私は、それ以降聴いてきた音楽をまとめてみたいと思う。何気なく仕舞われて、聴かなくなったCD,LPを手に取り、ノスタルジックに浸ってみたい気分なのである。各々にコメントし終えた時、一つの自分史が出来上がっているだろう。(めちゃ、大袈裟・・)
 私は滅多なことが無い限り新譜をリアルタイムで購入することなど無い。そのようなアルバムは私の所持している内の2割に満たないであろう。何故なら買って聴いてみようと思うものなど、そうそう無いからである。最近は時流に乗り遅れない為、また社会現象化して注目を集めているものについて位は常識として、また問題意識として聴いておきたいとは思っている。しかし出来ていない。
 大半はワゴンセールの中古CDを集めたものである。掘り出し物は言うに及ばず、昔懐かしいもので買うには至らなかったもの、コレクターの血が騒ぐ珍品を数百円〜千円程度であれば手元に置くことにしている。従ってこれらのものは基本的にしっかりと聴いていないものも有る。しかし、後になって聴いてみたくなり手にしたものは息長く聴いているものも有る。
 LPはほとんど静岡の「洋盤屋」からタダでもらって来たものである。その店では中古LP(と言っても開けてみれば殆どが新古品)を一部段ボールに入れて床に置き「一度に3枚まで御自由にお持ち下さい」としてあった。学部生の一時期通いつめて殆どを持って帰った記憶が有る。「かぐや姫」はだいぶ揃ったし、貴重な「ピンクレディー」のベストなども発掘した。
 以下に、まず邦楽から逐次まとめて行きたい。大学の部室に置き去り、友人から返って来ず、行方不明のものも少なからず有るが、思い出したものは書きたい。尚、私的見解が殆どであるので、事実と異なる思い込み部分は悪しからず(御指摘頂ければ幸い)。(_ _)

ARTIST TITLE RELEASE COMMENT
   
aiko桜の木の下2000.03.01 久方振りに新譜を購入した。2000年代の初めてのアルバム。aikoの「カブトムシ」を初めて聴いたのは数カ月前のラジオだったと思う。ちょっと聴いてみたいな、と心が動いた。最近、たぶんこのアルバムが発売された後、CD屋さんでしきりに流されているのに気が付いた。今日も「JUDY AND MARY」のベスト版と並んで流されていた。「カブトムシ」になった瞬間、あ、矢張りこの人、と思って早速曲名でアーティスト検索を行い「aiko」であることを初めて知った。このような「知りかけ」の状態で即購入は極めて珍しいことだが、今回の決め撃ちは間違っていない自信が有る。aikoは矢張りシンガーソングライターであったし、この録音法は心地よい。これは昔「エレファントカシマシ」がボーカルを全面に押し出して楽器をほとんど後ろにまわした録音をしていたことがある。当時のラジオの説明では異端な方法っぽく説明していたが、ピチカートファイブもそうであるように、呼吸も聞こえてきそうなボーカルを出した録音が本当に今回も効果的に使われたと思う。そうエコーをかけていない地声が、自然さをストレートに出していて清涼感を覚える。音域も広くて歌唱力が有ると思う。いやあ、久方振りのマイヒット。詩はこれからゆっくり聴こう。
杏里meditation1988.**.** 初めて自分で購入した内の1枚。興奮の中、何故杏里だったのか、未だによく分からない。
飯島真理Rose1983.09.21 私が高校当時、1988年前後に飯島真理の曲がラジオで多く流された。マクロスの「愛・おぼえていますか」(1984年)で有名だが、デビュー当時からアイドル性を備えたシンガーソングライターとして嘱望されていたと思う。「まりん」などは赤面が入るくらい可愛らしい曲である。しかしこの1stアルバムは坂本龍一がプロデュース・アレンジを手掛けていて、ワールドは完璧に出来上がっている。飯島真理は後に外国人の夫を持ち、アメリカへ活動の場所を移して本格的なアーティストとしての道を歩んだ。1995年に出されたベストアルバムは昔からのファンは是非昔を懐かしむ1枚として持っていたいが、私はまだ持っていない。
 midori1985.03.05 「僕の魔法」が収録された3rdアルバム。
 STARLIGHT, MOONSHADOW1985.07.21 飯島真理のピアノとオーケストラによるベストセレクション・インストロメンタル曲集。
 KIMONO STEREO1985.11.21 「セシールの雨傘 Ver.2」が収録された4thアルバム。
 SUPER1986.09.05 初のベストアルバム。5枚のアルバムと5枚のシングルがまとめられた、飯島真理の中間報告的べスト。
 Miss Lemon1988.04.10 「ガラスのダーリン」がマイヒットのお気に入りアルバム。完全に大人の女性としての魅力も出てきた。「I LOVE YOU」は英語の詩でまとめられ、思い起こせば海外での活動もこの辺りから下地になってきていると思われる。
WinkMoonlight Serenade1988.07.01 Winkは高校当時にアイドルとして活躍していた。特にトップテンでテレビに出演する様子は毎週何気なく、しかししっかりチェックしていた。断続的に耳障りの良い曲を繰り出し、飽きが無かった。振り付けも特徴が有り楽しめた。
この1stアルバムに「Sugar Baby Love」が収録されている。初心に帰ることが出来、今でも良い。
 Especially For You1989.04.25 コレクターで大学時分に購入。
 Twin Memories1989.12.01 コレクターで大学時分に購入。「淋しい熱帯魚」が収録されている。
 Velvet1990.07.11 コレクターで大学時分に購入。
 Hot Singles1990.11.01 Winkの名シングルを集めたベスト版。当時テレビ等で耳にした代表曲が網羅されていてお勧めの1枚。一発目いきなり「Sugar Baby Love」で間違い無く一気にタイムスリップ出来る。
 overtrue1994.07.01 コレクターで大学時分に購入。
大江千里12341988.**.** 傑作。この時期の一つの山だったと思う。高校の終わりは、このアルバムのストーリーに完全に同期していた。
 red monkey yellow fish1989.10.21 当時大江千里はFM東京でレギュラー番組「Station Kids」を持っており、毎週日曜日の午後4時には必ずラジオの前に座っていた。男ユーミンと言われ独特の声に最初は戸惑ったが、素朴さと座高の高さに親近感を覚え兄貴のような感覚で聴いた。聴取者が選ぶ名曲ベストで、GLORY DAYSが1位となりそこで初めて聴いた時に鳥肌が立った。
この9thアルバムはマイブーム絶頂の高校2年生時にリアルタイムに購入。「WE ARE TRAVELLIN' BAND」が良い。「おねがい天国」は当時、最新ポップスは普通に聴いて歌詞が聞き取れるのか、という社会問題(^^)で取り上げられた1曲。
 APOLLO1990.09.21 この10thアルバムはコレクターで大学時分に購入。 
 HOMME1991.09.26 この11thアルバムはコレクターで大学時分に購入。 
 Sloppy Joe1991.11.01 私の中で究極のベストアルバム。10枚のアルバムがここに凝縮されている。
不覚にも 7th「1234」が未だに手元に無い。レンタルしてテープが擦り切れる程聴いたが、流れるような構成への満足度は非常に高かった。「Sloppy Joe」は、この中の数曲を聴きながら「1234」を想う為のものでもある。「MAN ON THE EARTH」はクールだと思う。
岡村孝子夢の樹1985.11.01 高校1年時に友人から教えてもらったアーティスト。何を聴けば良いのか、の野暮な質問に「渡辺美里」と並べられたのが「岡村孝子」であった。この出来事は一生忘れられないものの一つで、私のその後に大きく陰を落としている。
この1stアルバムは、あみん解散後初めて岡村孝子の名で世に出た記念すべきものである。私は「After Tone」の後、熟知した状態で手にした。名曲「風は海から」を始め「一人息子」「見返してやるんだわ」「ピエロ」「夢の樹」、15年も経った今でも色褪せることを知らない。中島みゆきに感じられる直接的な悲愴感・現実とは違い、同様の心境を軟らかい曲調と声に乗せて「普通の女性」をそっと唄っている。分からないなりに、女性の感覚を感じられる気にさせてくれた。
 Andantino a tempo1987.02.04 2ndアルバムまでの新録音作品集。「夢をあきらめないで」も収録されている。
 After Tone1987.11.25 初のベストアルバム。友人からこのテープを借りて初めて岡村孝子に触れた記念すべきアルバム。このアルバム自体で一つのストーリーが出来上がっているように思う。というのも、第一にこれまでのアルバムには一貫性が感じられる。粒選りでは有るが「再構成」といって良いと思う。「Andantino a tempo」作品集とした意図など私は知らないが、これも作品集的扱いが妥当であると思う。もう一つは、次の「SOLEIL」から少し雰囲気が変わってくるからである。
この後のリリースは、オリジナルよりベスト版の方が多くなって行く。これは商業ベースなのか、純粋に再構成若しくは再レコーディングを目的をしたものなのか知る由も無い。しかし、これ以降のベストは数少ないオリジナルを買えば私自身でまとまるのであるから、極端に言えば購入の必要が無い。真にコレクターとしての購入に過ぎなくなった。
 SOLEIL1989.07.01 私はこの4thアルバムが岡村孝子第二期の始まりだと思っている。「輝き」「私の空」のインパクトが強く、それは更に前向きな主張を感じさせるものである。全体に明るいと思う。「輝き」高校3年の体育祭フィナーレで行われたフォークダンスに採用された。「私の空」は大学寮の仮装大会で私が女性になった時にステージの上で真面目に歌ってしまった曲である。共に思い出深い。
 Eau Du Ciel1989.06.24 この5thアルバム以降、私はほとんど岡村孝子を聴かなくなってしまった。私の周囲の環境が岡村孝子を必要としないものに変わって行ったこと、岡村孝子の曲も変わって行ったことが理由だと思う。「青い風」は、当時持っていたラジオ番組「TAKAKO CLUB 気ままな日曜日」のリスナーへの思いを形にしたもの。
 Kiss1990.06.27 コレクターで大学時分に購入。
 mistral1992.06.20 コレクターで大学時分に購入。
岡村靖幸早熟1990.03.21 「だいすき」で一世を風靡し、当時「College Radio Japan」のチャートで1位を獲得した。しかし岡村靖幸の本質は「怪しさ」これを通り越して「艶」である。現代の福山雅治のような健康的なエッチとは次元が異なる。NHKの音楽番組で子供の見られる時間帯にあの歌詞が流れた時には、ハッキリ言って凍った。私が未だ彼について全く知らない状態で、凄まじいショックだった。「Peach Time」は彼の標準的な状態、言い難いがシャウト具合が程良く出されていて秀逸。「友人のふり」などバラードも、「崩壊するかも知れない」と一瞬思わせる、私が言うのも可笑しいが「母性本能くすぐり系」の訴え方は独特で岡村靖幸以外に出来る奴を知らない。
小谷美紗子PROFILE1997.02.21 「社会に対する若者からの純朴なメッセージ系」が私の耳に止まった。若干19歳であれだけの重い詩を唄えるのだから、よほど強いか暗いかという印象さえ与える。私は陰鬱な院生時代に密かに共感を覚えた。中島みゆきは人生の重みの様なものさえずっしり来る気もするが、小谷美紗子は「そうだよなあ。」という感じ。ただし、そんな気分でない時は聴きたく無い。
 i1997.12.03 2ndアルバムも、この時期には珍しくリアルタイムに購入した。
   
KatsumiONE1991.02.27  
川村かおりZOO1988.11.21  
 CAMPFIRE1989.10.21  
 Hiipies1990.07.21  
 Weed1992.02.05  
筋肉少女隊UFOと恋人1993.04.25  
GWINKOI'M IN1990.07.21  
 東京UKIUKIガール1991.05.22  
小坂明子ベストアルバム1989.11.05  
小林明子La Siesta1990.06.01  
こんぺいとうひとにやさしいふたつ星1991.07.21  
   
佐野元春NO DAMAGE II1992.12.09  
JUDY AND MARYORANGE SUNSHINE1994.12.01  
   
CharaJunior Sweet1997.09.21  
チューリップsingles 24 1972-19841991.06.05  
Dreams Come TrueDreams Come True1989.03.21  
DOLLDOLL1994.01.24  
   
中島みゆき夜を往け1990.06.13  
永井真理子WASHING1991.06.26  
野田幹子MIDI1987.07.01  
   
はっぴいえんどCITY1991.07.21  
浜田省吾Wasted Tears1989.09.01  
 その永遠の一秒に1993.09.06  
浜田麻里Return to Myself1989.06.07  
 Sincerely1989.12.16  
 TOMORROW1991.10.19  
久松史奈FRIENDS1991.02.21 1994年の初ベストアルバム「MAX」から入った私にとって、過去に遡って久松史奈のルーツを探る形となった。2ndの「CHERRY BOMB」と合わせて社会人2年目という、実に5年もの歳月を経ての対面となった。
・・若い!!! あはは!
やっぱりそういうことですな。「LADY BLUE」など全く唄えていませんがな。
ベスト「MAX」を腐る程聴いたこの耳には凄まじい衝撃だった。同じ曲なのになぜここまで違うのか。確かに「 MAX」では New Version としてリミックスしてはあった。そう、成長ですな。3年の間で俗に言う歌唱力が飛躍的に上がったことが実証されている。曲にのまれて危なっかしい状態から、曲で表現するという事へ。
 CHERRY BOMB1991.11.21 1st「FRIENDS」と同様。特に「そっと I THINK SO」は「LADY BLUE」の感想と全く同じ。
・・WINKの「Sugar Baby Love」はいつどのアルバムで聴いても全く同じであるのと、本当に相対する。(笑)
「OH! MY GOD」が可愛くて好き。
 Action1992.07.01  
 BIRTH1993.2.24  
 PLEASURE1993.10.21  
 MAX1994.02.23 久松史奈との出合いは1992年、FM静岡(現在KMIX)にて。「今月のヒューチャリング・アーティスト」として当時ブレイクした「天使の休息」が一ヵ月間流され続けていたのを、太陽観測をしながら聴いていた。当初の感覚としては、ただのポップアイドルか何かと聞き流していた。何故か広瀬香美とシンクロしたところが合ったのを記憶している。
転機はその2年後の1994年の大学祭コンサートで、静岡大学にはその年彼女がやって来た。例によって私の住んでいた学生寮では会場最前列のチケット買い占めを徹夜で敢行し、否応無しに気分は高まっていた。そんな時、私が初めて手にしたのがこの初ベストアルバム「MAX」だった。
と言っても、CDをレンタルしテープを時折車で聞いた程度でコンサートまでにそれほど予習も出来ず、特にファンになった訳でも無く、コンサートもあまりインパクトも無く終わってしまった。しかしそれからが何故か・・。
まず「LDDY BLUE」が良い。そしてこのアルバム自体が岡村孝子の「After Tone」のそれと全く同じ様に数珠玉の作品集であり、外堀が埋められた感覚で徐々に傾倒してしまった。根本的に熱い唄い方が私にはフィットする中で「そっと I THINK SO」はその極致だと思う。また、単なるポップスでは無くロックを基調としている部分が浮ついた大衆的なメジャーのイメージから一線を画し、独自の個性的なワールドを形成している。これを好むか好まざるかで道が別れるが、その後大学院受験戦争に突入して波長が合ってしまった。
 BED OF ROSES1994.11.02  
 Oasis1995.11.22 前アルバム「BED OF ROSES」よりも少し明るく柔らかくて受け入れやすい気がする。
1曲目の「FALLING LOVE」から2曲目の「大っキライだけど愛してる」で濃い内容の詩をテンポ良く聴かせ、これで極まっている。
もともと久松史奈はシンガーソングライターの類いでは無いと思っているが、作詞は勿論、作曲も積極的に手掛けるようになったと思う。「I'M HERE」は編曲までこなして完全にオリジナルの作品だと思うが、良いバラードに仕上がっている。ほんと、新しい唄い方を手に入れて表現、つまり曲のバラエティーにも富んだ。
このアルバムは学部時代に購入したと思うが、記憶が定かでは無い。
 PRINCESS1996.11.21  
雛形あきこHina Collection1996.03.03 学部4年生、卒業間近の3月に「雛形あきこ握手会」が開催された。友人Y君と現場に待ち合わせの筈であったが彼は現れず、私一人マニアックな初体験をしてしまうこととなる。シングルを購入して握手の券をもらい、さらにアルバムを買うと一緒にポラロイド写真に写ってくれるという。経験に投資を惜しまないスタンスの私は、当然(勢い)両方とも購入。会場へ入り、彼女の登場を待った。そして...え、小さい!全く御人形さんの様とはこのことで、厚手のジャケットが無ければ更にどんな感じやら。とにかく顔が小さい。当時まだ18歳の彼女はあどけなさが残る一方、あの作り笑顔はロウ人形のようでプロの仕事を感じた。私は思わず「頑張って下さい!」と檄を飛ばしてしまった。
さて、曲の方は。。。浅倉大介プロデュースは凄いが、ま、アイドルですから。
FAIRCHILDUKULELE1989.11.21 昨今タレントとしても活動しているYOUがボーカルをしていたバンド。何時解散してしまったのかはよく知らない。彼女の、また独特の声は、変わり物好きな私の心にヒットした。しかしこの「UKULELE」のワールドは凄い。曲間に振りまかれた短編と言うか短い曲のセンスが惨然と輝く。
Platinum-KitPlatinum Republic1989.09.21 自称「PSY・Sのライバル的存在」と豪語したユニット。男女一人ずつのユニットは最近では「ルクプル」などがあるが、当時はPSY・SかPlatinum-Kitかという感じだった。私的なジャンル感覚では、ピチカートファイブなどが同列に加わる。大学4年時だったか、TSUTAYAの中古レンタルCD販売で380円でワゴンに入っていたところを発掘した。2ndの「夏ゆきの雲」とともに、既に絶版となっていたことを知っていた私は、「一挙に2枚共!!」と心の中で拳を突き上げた。
 夏ゆきの雲1990.07.21  
PrincessPrincessLET'S GET CRAZY1988.11.21 当時のエアチェックは専ら陣内大蔵の深夜3-5時のFM番組であった。ここに引っ掛かったのがプリプリの「へっちゃら」だった。あの衝撃も忘れられない。名バラード「M」が出されていたものの、メガヒットの「DIAMOND」が未だ世に出ておらずメジャーには成り切っていない時期だった。陣内大蔵も苦笑いして、あのハチャメチャ具合にコメントしていたのを思い出す。アルバム自体は「GET CRAZY!」でいきなりシャウトの奥居香にまくしたてられ、プリプリが生粋のロックバンドであることを思い出させてくれる。「へっちゃら」で完全にぶっとんで「M」が来るのだから、この高低差は1枚の為せる業とは今もって信じ難い。「LOVE AND BLOOD」と「へっちゃら」のつなぎは絶妙。アルバム「LET'S GET CRAZY」は、まさに「名は体を表す」そのものだ。私はプリプリに関してこの1枚しか持っていない。完成度が高過ぎて、他のものへいかなくても良いのか、否プリプリが好きというよりもこの1枚が好きなのだ。変な感じ。
The Blue HeartsTRAIN-TRAIN1988.11.23 当時レナウンがゴールデン洋画劇場のスポンサーをしており、間のCMにブルーハーツの名曲「人にやさしく」が採用されていた。昔ミスタードーナツの箱を彩っていたイラストと同様のイラストが画面を動画として彩り、「人にやさしく」はそれにマッチし滅茶苦茶カッコ良かった!しかし初めて演奏を見た時、あのパンクがNHKの音楽番組で放映された時にはマジで引いた。通り越してバカ共の烙印が押されそうな強烈さだった。大学に入り、カラオケの曲としてブルーハーツと再会した。私の鬱憤をこれ程晴らしてくれたものは他に無い。御迷惑をかけた皆様、この場を借りて御免なさい。m(_ _)m
 Bust Waste Hip1993.02.10 斉藤由貴が先生役となって話題となったドラマに用いられた「情熱の薔薇」が収録されている。
 MEET THE BLUE HEARTS1995.01.01 ブルーハーツがついにアメリカに打って出た。その旅行記の様にまとめられた、彼等の集大成。
 PAN1995.07.10 「次の活動は?」「解散です。」の記者会見で度胆を抜かれた。その最終アルバム。私のカリスマがまた一つ終焉を迎えた瞬間。
BaBeBravo!1987.06.21  
   
松下里美くもりのち晴れ1990.12.08 高校2年生、うーん青春。こんな時期にデビューした松下里美は私と同期。たしか「プリズム」「sixteen」などがメジャータイトルで、当時一部で熱狂的な支持を得ていた。私は「渡辺美里の再来!」と彼女の大成を予測したが・・。
森高千里DO THE BEST1995.03.25  
   
薬師丸ひろ子LOVER'S CONCERTO1990.02.14  
 PRIMAVERA1991.03.13  
山下達郎TREASURES1995.11.13  
遊佐未森空耳の丘1988.11.11  
 HARMONIODEON1989.10.08  
 HOPE1990.09.21  
 MOSAIC1991.09.21  
 桃と耳1992.11.01  
 momoism1993.05.21  
 アルヒハレノヒ1994.09.21  
   
   
渡辺美里Lovin' you1986.**.** 不朽の「My Revolution」を含むTeenageアーティスト初の2枚組オリジナルアルバム。確か高校3年時に中古レコード屋で購入したLP。「My Revolution」を小室哲也が作曲し、現在でも彼の天才ぶりを示す話に必ず出てくるが、その他はこのアルバムの曲半数近くを岡村靖幸が作曲している。特に私が好きな「Lovin' you」も岡村靖幸作曲である。レコード特有の高音の隅まで透き通るような響き。このアルバムをLPで持っていて良かったといつも思う。
 BIG WAVE1993.07.21  
 Baby Faith1994.**.**  


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