Jun. 30 叙情への誘い

私は物事をありのままに、そして感じたままに書いて来た筈である。
何か、ラジオと称して話して来て、そしてふと書く事へ戻った時、こう、何とも言い難い感覚に包まれた。
 
私は叙事ではなく、叙情へ走りたい。
 
刻一刻を描写し、その事々への思いを描写する表面性に多少の辟易を覚えたのかも知れない。本当は自分の中でどう動いているのかを確実に表現したい衝動に駆られるのだ。
 
私の外部で動く事、私の内部で動く事。「・・・と思った。」と述べる上において、それは概して外部と内部の薄い接点を述べたに過ぎない。外で動く事と同等か、もしかしたらもっと大きなその内部的な動きのある事もある。
それに、どうにか触れておきたい。
 
その時々の気持ちは、もはや時の流れと同じく過ぎ去って帰らないもの。外部の事を記録し、その時にどう思ったのか回想するより直接的に、自分のその内部を顧みて、そして外部をほのかに回想したい。
 
・・私のそのような欲求は、「詩」なのかも知れない。
初めてそれをした人はそれを意識しなかったように、何か私も後付けで、それはつまり詩的なのだと自覚する。私は詩を書こうとするのではない。私の態度がそういうことなのだと思う。
 
散文。
詰まる所、かなりの抽象表現を覚悟している。
私は自分で後になってそれを読み返すとした場合、その情景を思い浮かべられるかどうか、実は自信が無い。・・・これも極端過ぎると変な話になるかな。何を以ってそのように感じたのかが、それが自覚できなくなる可能性か。この辺りは押さえようと思う。
 
ラジオを通して、私は表面をサッと、かなりスマートに振り返ることの可能性を知った。人への語りかけは内部と外部の接点に近い部分に位置することを感じた。
書くことは、くどいが、それはもっと内面的な作業だった。今更言うまでも無いのだが。
 
結局まとまらないが、そんな気持ちがするという事で・・・。
 
Jun. 26 眼を閉じるだけで

私は考え事をする。
誰でもするが、私もする。
 
眼を閉じて、そして特に脳は睡眠を欲している訳では無い状態だと思うのに、その考え事は、考えていることなのか夢を見ていることなのか、次第に区別のつかない不思議な状態となった。
 
そして私は考え事の中の第三者の問い掛けに「うんうん。」と首を上下させて頷いていることに気付く。
講義の最中に、先生の言葉に納得して「うんうん」するのとほぼ同様に。
 
第三者が出てきたら夢想か。
自分自身の考えに、自らこぶしで手のひらを打つような感覚とは少し違っていた。
・・・少し不思議だと感じた。本当にただの居眠りで寝ぼけていただけなのかも知れないのだが。
 
Jun. 26 出会う

私の部屋にある本棚と大きさが変わらないのではないかと思うくらいの、その一角にある書籍コーナーだった。
特にこれといったものを求めていた訳ではなく、突き詰めれば何でも良かった。時間をより楽しく経過させてくれるツールというより、ただ付き添い的な存在であればいいな、と思うまでだった。
 
ありとあらゆる選択肢が用意されているのであれば、私は自分の嗜好に従って、自由気ままに、というか自然に風に吹かれるように決まりきった所に辿り着いてしまうに違いない。
あのような制約があって、「あ、そうか、こういう世界ね。では。」と、初めて踏み込んでみられるという結果が得られるのだ。
 
あの時、ふと肩がぶつからなければ一生話すことも無く、存在自体が無いままの世界を生きていたかも知れない。そんな、アクシデントが意味のある結果を生み出すような、私はそんな感覚に襲われるのだ。
小さな書籍コーナーで有り難う。こうでなければ、私はこれを選択する可能性も無いかも知れない。無論、その選択が有益かどうかなんて分からない。でも、少なくとも、自分からは到底踏み込む事など無い世界を垣間見させてくれて、有り難う。

 
Jun. 26 お代わり

「飲み物のお代わりはよろしいですか?」
機内でこの様にフライトアテンダントに声を掛けられるのは初めてである。
 
私は、移動中の航空機では仮眠を取るのを常としていた。
こここそがまさに休息の場であり、そのタイミングだと信じて疑わなかった。
 
しかしよく考えてみると、ここで休んだとしてそれはとても中途半端な事であるし、その後に意識を取り戻して何かするというのも、逆に多くをいたずらに消耗する結果となるのではないか。
 
本当にどうしようもなく疲労困憊して、その上必要な作業が待っているのならこの限りではないが、昼間から移動し、何事も無い夜へ向かっている今回の場合は。
昼間のその時間に惰眠を貪らず、少し活用して、そして夜は夜として休もう。
・・・何だか今日はひどくそう思えた。
 
そして私は飲み物のお代わりを2度もする結果となった。
窓の外の、高度9400m・外気−38℃という世界の、しかし厚めのガラス越しに届く輻射は、それは真夏の直射日光よりも鋭く直接的に私の肌の温度を上昇させる。そんな感覚にも少し圧倒されながら、様々な形状の雲を遠い目で美しく思う。
思いながら再び文字の上に視線を落とし、機内で与えられた時間に感謝しつつ、読み切れそうな文庫のページを穏やかにめくる。
 
機内での時間は、何だか初めて生きている様な感覚を得て、素直に嬉しい感じがした。
飲み物を頂き、風景を楽しみ、自分がけの時間がそこで経過したのを実感した。
 
夜はよく眠れて、そして少し元気に明日の朝を迎えられそうだ。
 
Jun. 24 ということで

24〜26で、出張。
掲示板に思った事を書くかも。
 
みなさん、元気で。
・・・しかし梅雨の無い世界から帰ってくるというのは、少なからず恐怖か。
 
Jun. 24 発つのか

午前4時になろうとしている。毎度ながら、一体どういうことだ?
7時12分の汽車に乗らなければならない。
ということは、最悪6時半には起きなければならない。
ということは、2時間半しか眠れない。
ということは、こんな事を書いている場合ではない。
しかしながら、移動中は幸運にも眠ることが出来る。
ということは、航空機も合わせるとたっぷり4時間は眠れそうだ。
ということは、もう少し起きていても実害は無い。
ということは、書いても良い。
 
あははあ。
それより荷造り出来てるのかい? ばびょーん。
 
Jun. 22 じゃがいも畑

その社長室は、普段は主の不在により他の会議室と同様に使用される。
僕はいつも、その大きなスクリーンのようなガラス窓と向かい合って座るようにしている。
 
初夏に訪れるとその窓からは、一面に広がる畑に、じゃがいもの青々とした葉が土を見せる隙間も無いくらいに敷き詰められている。
 
晩秋に訪れるとその窓からは、すっかりじゃがいもの収穫された、黒っぽい土だけが取り残されている。
 
そして真冬に訪れるとその窓からは、今度は一面に白銀の、ここから再びじゃがいもの生命が宿るとは考えにくいくらいの静まり返った世界が広がる。
 
そしてまた、じゃがいもと再会する。
 
Jun. 22 水の流れのように

誰もわざわざ、不幸な方向へ近付いて行こうという力は無い。
それは水が重力に従って、上から下へ流れるが如きだ。
 
そしてその周囲から誰も居なくなってしまうという事が、それは当然であると分かってはいても、淋しい。
 
Jun. 22 手を振る

クレアが手を振っていた。
 
少し休憩と思い、オフィスから抜け出してジャスコをぐるり北側まで回り、そして定位置に車を止めて、ひとときの社会的雰囲気に踏み込んで行く。
 
英会話の予約がてら受付のお姉さん方との会話に安息し、そして、これもいつものように食料品売り場の徘徊へと向かう。
 
ひょこっ、と金髪がたなびいたかと思うと、その少し離れた所の女性は私に手を振る。
「そうだな、外国人に親しく手を振ってもらうってのも、初めてかもな。」としみじみ、笑顔で手を振る。
 
別に近寄って挨拶する訳でもなく、風のように、ふと通り過ぎる出来事ではあるのだが、「心の小さなとげとげ飛んで行く」みたいな、そんな小さくも温かい仕草だった。
 
彼女の人柄に感謝。
 
Jun. 22 委員会という事

映画の作成において「〜作成委員会」などと、「委員会」という言い回しがよく使われる。
この委員会とは、どいういうニュアンスなのだろうか。
業界用語であろうか。
 
そのものの語彙を少し確認したところ、合議制において選出されている委員の集まり、とされている。
つまり、何かを決めたり実行したりする時に、代表者が集まって申し合わせを行う会ということだろう。
 
つきつめれば映画の作成とはそういうものなのだろうか。
・・・詳しい方があったら、また教えてね。
 
Jun. 21 幸せについての条件

ひとの幸せを願う事に対する必要条件は、その前に自分が幸せである事である。
 
自分が幸せを知らずして、そのひとに対して「幸あれ」という心の空虚さよ。
 
まず、自分が幸せたれ。
 
・・・とは言うものの、それは本当に困難なことであって、思いを馳せ、そして自分がそうありたいとその人に重ねる現状においては、それを咎める術は無い。
 
私は、そうして空箱のような何かぽっかりしたものをまず心にこしらえて、それは空虚という名前の箱として、そしてその中に何かを充満させようとしている。
 
私は、内からあふれ出る何物かさえあれば、それは簡単に埋まる筈であると思っている。
誰かに埋めてもらうのは、それはとても大変なことなのだと思っている。
 
・・・万が一、逆に願われたとしたならば、下手をすればその未だ薄紙の箱は、破れて中身がこぼれ出てしまうかも知れない。
 
この箱の中身が満たされる事、そして破れない事。
幸せに関する条件である。
 
Jun. 21 無意識への逃避

眠ったまま、そのまま死んでいけたらだらどんなに楽だろうかと思う。
 
死んでいくその肉体的及び精神的苦痛に、その成り行きに、これまでの「有り難う」を言える人間がどれだけ居るのだろうか。
知らずにものを言う。
やり残した沢山の事々を思い巡らしながら、煩悩に苛まれる凡庸な私であったなら、「無念」という気持ちが先に立つのだろうか。
 
少なくとも、種々の雑感を抱く事無く、そしてその意識の静寂に潰える事の消極的事実よ。
 
眠る瞬間において、私は無念さを覚えることはあっても、実感することは無い。
 
その時点において、無念さは次の目覚めの瞬間から継続される事実であって、その事実からの休戦を意味する。
 
思い出した。ある映画の最終シーン。戦場で帰還間近であったか、そういう気持ちの場面で、不意に流れ弾がその頭を貫いて、そしてその気持ちのままに絶命するのである。
彼は死の恐怖に苛まれる前線での活動ではなく、心落ち着いたその平静の中で絶命するのである。
 
そうして彼の、そして私の、次に意識の回復する世界は、・・・。
 
あ、それはあってはならない。それが幸せである保証はどこにもない。
永遠に目覚めない事。自分の肉体の消滅は、自分自身にとっての精神の消滅であることが条件である。
 
産まれた事の無い人間の、その魂が無いように。
 
Jun. 17 今日の練習

アップ 150m
平泳ぎ スイム 50m×4(1’10)
平泳ぎ キック 50m×8(1’15)
自由形 プル 100m×4(2’00)
平泳ぎ スイム 50m×4×2(1’30)E・E、E・H×2、H・H
ダウン 100m
合計 1450m
 
練習は1週間振りか・・・。身体が重い・・・。
 
Jun. 12 明日を凌げば・・・

今夜は、5時間か、そして、土曜日は、寝溜め・・・。よだれが出る。
 
Jun. 11 筆を置く

・・・出てこない。
 
Jun. 10 今日の練習

アップ 200m
平泳ぎ キック 50m×8(1’15)
自由形 ハンドプル 50m×10(1’00)
平泳ぎ スイム 100m×7(2’00)
ダウン 100m
合計 1900m
 
死んだ。
45分で2000mが限界。それ以上のメニューは生死に関わってくる。
しかし100mを7本のメインスイムは逝った。身体の筋肉が徐々に徐々に事切れて動かなくなるさまよ。戦意を喪失してくるから恐ろしい。諦めるのかそうでないのかの、あの気持ちの揺れの中で耐え凌ぐ力かな。
 
いずれにせよ、引き続きの残業の方がずっと厳しかった。ちーん。
 
Jun. 09 少しだけ変えてみた

サイトを少し変えてみた。
コンセプトは明確!しゃべりと書き物を並行させる事。・・・今、取っ掛かりだから口述しているけど、実はあくまでもバランス良く! と逝きたいっす。
 
暫定なので、また少しずつ触って行くよ。
 
Jun. 08 今日の練習

アップ 100m
自由形 プル 200m×2(4’00)
自由形 スカーリング・スイム 50m×4(1’30)
平泳ぎ キック 100m×4(2’30)
平泳ぎ キック・ドリル 50m×4(1’15)
バタフライ スイム 25m×4(1’00)
平泳ぎ スイム 100m×3(2’00)
ダウン 50m
合計 1750m
 
今月から土曜日は1時間メニュー。
たかが15分、されど15分。・・・時間が長く感じられる事よ・・・。
木曜日に泳げなかった事もあり、練習として全力では取り組めなかった。バタフライなど、両肩に違和感を覚えて危険だった。
少しずつでも定期的に続ける大切さを実感。
 
Jun. 07 予定

サイトのリニューアルを検討中。
 
まだ詳細は未定なんだけれど、もしかしたらディレクトリ構成を若干変更するかもしれないので、トップページ以外へ直接リンクされている場合はご容赦。
 
昨夜は結局倒れてしまって・・・。はい。
 
Jun. 04 外部マイクの成果は・・・?!

確かにステレオにはなった!!
が、モロラルの内部マイクも、これはこれで捨てがたいかも!
 
・・・ということで、試行錯誤は続く・・・。
 
Jun. 03 今日の練習

アップ 100m
平泳ぎ キック 100m×3(2’30)
自由形 プル 100m×4(2’00)
平泳ぎ スイム 350m×2(9’00)
ダウン 100m
合計 1600m
 
試合後の調整には適切なメニューだった。
緩過ぎず、きつ過ぎず・・・。

 
Jun. 02 ラジオにはまって

作る楽しみかな・・・。
しばらく にて・・・。
 
Jun. 01 短水路日本マスターズ水泳競技大会 京都会場

30−34歳 100m平泳ぎ 1分14秒96 4位
30−34歳 50m平泳ぎ 33秒14 2位
 
にて報告・・・。
 
mail