Mar. 31 年度末最終日の過ごし方

有給休暇である。完全休養日である。
 
まず、昼まで心置きなく寝た。
 
ご飯を頂いた後、部屋の掃除を始めた。
はっきり言って物の絶対量が多い。これは片付ける、と言うよりは、始末しなければ話にならない部分もある。
今日は、「明らかなゴミ」だけを始末し、掃除機をかけた。
・・・これだけでも、畳の見える範囲は格段に広くなった。
 
16時30分。そろそろ、渋滞が始まるギリギリの時間帯になって来た。
静かにシャトルくんは出動する。
目指すは、鹿野温泉。
 
・・・くはあ、最高でーす。 かぽーん。
 
サウナ約5分×4回、この繰り返しで、もう表面の不純物が流れ落ちたような気分に。
2時間は施設内でゆっくりして、ソフトクリームにのどから手が出そうなのを我慢して、19時頃に帰路へ。
 
家にたどり着くと、自然と冷蔵庫の前に立つ私。
おもむろにアサヒの赤い缶をつかみ上げる。
「ぷしゅっ!」
 
・・・くはあ、最高でーす。
 
いやー、吸収のいいこと、いいこと。細かい事など気にせず、欲求のおもむくままに、缶は次々日の目を見る。
ほんとに旨かった。
 
明日から、また日常へ戻る。
 
Mar. 30 武者小路実篤著「真理先生」

武者小路実篤が好きなので、最近持っていない文庫をまとめて購入した。
そして、気の向くままに、複数をつまみ食いするようにつついている。
 
その中の「真理先生」は、ほぼ、筆者の人生論のような感じに受け止めている。もちろん「人生論」という題目の著書もあってつついているが、真理先生にしゃべらせているかどうかだと思っている。
 
真理先生にとっては、人が人を殺すという事が最大の嫌悪であるのだが、これに関連する主人公の問いが散発的に続く。その中で、
「戦わないと殺されるという場合にはどうすればいいんです。」
というのがある。
真理先生は、
「僕もそれには答えられない。殺されなさいとは言えない。困ったものです。(後略)」
と言っている。
 
昨今の世界の状況からも、こういう問題には敏感になりがちである。こうして筆者が直接的に示している点で一つの意見を聞ける気がするのだが、果たして、疑問に明快な筋道はつけられないものなのだな、という事がよく分かる所まで。
 
また気付いた点があれば・・・。
 
Mar. 30 試験

NOVAのクラス分け用レベル確認試験を受けて来た。
 
・・休日のジャスコは、田舎にディズニーランドを持って来たような賑わいで、2000台収容の駐車場も、満車の表示が出始めている。中では福引の抽選にも長蛇の列が出来ている。・・平和な光景だ・・。混雑したエスカレータから飛び降りると、人込みをかき分けて、一角の異質な空間へ身を投じる。
 
「・・すみません、遅れました。(ぜいぜい)」
2分の遅刻だ。
 
「はい、ではこれを45分でやって下さいね。」
「了解です。(やった、見た目、30分でやれ、の量だ。)」
 
現在完了、過去完了に関する文法問題が半分以上ではなかろうか。これまで会社でゲザが教えてくれたことが、如何に普通に大切な事なのかが実感されて、感謝の気持ちが沸いて来た。そう、違和感無く応じられる。
 
ざっと40問くらいで、2問間違えた。その内の1問。
「 I went to supermarket yesterday. 」の一文が正しいかどうか判断し、間違っている場合は正しい文章に書き直せ、という問題で、これと同じ形式の問題が、「 I want to go to America. 」でも問われて軽く混乱に陥った。
 
正解は、後者は文章自体正しく、このままで良い。
前者は、spermarket の前に「 the 」が必要、との事で、がっくり来た。 こういうのは、ハッキリ言って弱いというより、よく分かっていないかも知れない。
 
大きくは2問だが、細かな指摘として、疑問文に対する答え方で、「 Yes, I have to. 」などと略してしまうのは良くない様だ。「 Yes, I have to study hard. 」などと、質問の内容を最後まで言わないといけないらしい。
 
今日の面接は、カナダ人のケビン先生がお相手。
自己紹介をしろと言うので、昨日の体験レッスンそのままの感じでやってみた。
またレッスンみたく、絵を見ながらどういう状況か説明したり、自分ならどう行動するか言ってみたりしながら、ケビン先生は私の能力をみているのだった。
結局、昨日と同じような感触で終わった。
 
「中原さん、「6」 から行きましょうか。」
お姉さんから、試験結果の通知である。
正直なところ自信が無いので、別に初心者範囲の「7」から始めてもいいかと思っていた。
 
目標は当面「4」。二つの階段がどんなにきついものか、思い知る事だろう。
改めて気を引き締めたい所だが・・・。
「中原さん、早速レッスン受けられてもいいんですよ!」
「あ、もう今日はお腹いっぱいです。出直してきます。(苦笑)」
 
退散・・・。
 
Mar. 30 昨日の様子

久方振りに献血へ行った。
そろそろ行かなければ、と思いつつ4ヶ月も間が空いてしまった。
 
別に、看護婦さん欲求が高まった訳ではない。
今夜の飲み会に向けてちょっと水分を抜いておくと、軽く逝けるかな、とも思った次第だ。
 
血を抜かれつつ、まったりテレビを眺めていると、阪田瑞穂 という名前が耳に入る。
「あれ?! 阪田瑞穂って、鳥取から出た国民的美少女じゃないですか!」
私は、思わず最寄の看護婦さんに同意を求めてしまった。
「・・・。よくご存知ですね。」
一歩引かれたような応対に、一瞬焦った。
「いや、母校が一緒なんですよ。後輩に当たるんです。」
看護婦さんが集まって情報交換になる。
「これ、あの、阪田瑞穂らしいわよ。あそこの方が同級生、・・あ、間違えた、高校の先輩に当たるんですって。」
あはは、という表情で、私は笑顔を振りまく。
 
しかし、「国民的美少女の郷土めぐり」とは言え、安来節(どじょうすくい)まで踊らされているのには閉口した。
 
 
そしてジャスコへ向かった。
目的は一つ。覚悟を決めて、これ への入会だ。
 
費用やコース、一通りはサイトで内容の下調べを済ませていて、「もう、やるしかないのだから。」という大前提での相談。対応してくれたお姉さんが、明るく元気な方で、スムーズに入会手続きへと進んだ。
 
「中原さん、お時間があるようでしたら、無料体験レッスン受けてみられませんか?ちょっと先生の都合を聞いてきますね。」
来た・・・。これだよ。覚悟は出来ている。一応、初対面の方との「挨拶と小ネタ」の仕込みは何があってもいい様にして来てはいた。
しかし、緊張する。この、ちょっとバンジージャンプ的な不安な感じは嫌なもんだ。
 
「 Nice to meet you!! 」
アメリカ人だ。・・・は、速い・・・。俺を一体どういうレベルだと思っているんだ?
 
ということで、ありったけの中学生英語を駆使して自己紹介を行い、何故か用意してあるテキストを開いてのレッスンが始まった。・・・やっぱ、本当にレッスンするのね。(泣)
 
約20分後、私は最後に「 Very good first time!! 」と意味不明の言葉を発したが、理解して下さったようで、握手して軟禁が解かれた。
 
「中原さん、随分楽しそうにお話されてたじゃないですか。先生も、『積極的に聞いて来るので、コミュニケーションはとりやすかったよ。』とおっしゃってましたよ。」
お姉さんは、ひたすら持ち上げる。
「いやあ、単語が出てこないんで、やっぱダメっすね。」
事実なのだが、謙遜気味にしてみる。
 
入会に当たっては、そりゃそうだ、レベル確認のテストが行われる。小一時間の、筆記試験と面接を受けなければならない。
・・・それは当然の事なのだが、いきなり試験と言われると、やはり抵抗はあるものだ。
「現状確認ですもんね。そのレベルを上げる為に入会するんですからね。」と自問自答をお姉さんに聞いてもらって、お互いにうんうんと言いながら、翌日15時の約束で、その場を後にした。
 
・・少々疲れた。
考えてみれば、通信教育を除くと、学習系の「お稽古事」に挑戦するのは、人生30年にして実は初めての事なのであった。そろばんも習字も塾も、行った事が無かった。
しかし、週2で通っても月に1万数千円程度なのだから安いもんだ。・・あ、強制収容へのモチベーションと裏腹だね。(笑)
・・出来れば楽しめて、長続きしますように・・。
 
 
「・・・という事で、ごめん、遅れてしまった。」
と、同期会の会場へ出向く。
ジャスコの一角に、結局2時間も釘付け状態だったのは計算が甘かった。
 
取り留めなく近況を報告し合い、血を抜いてきたせいか酔いの回るのも早く、そして談笑の夜は更けていった。
 
Mar. 27 今日の練習

アップ 50m
個人メドレー キック 50m×2×4(1’30)
個人メドレー スイム 100m×2×4(2’30)右、左、両手、両手
個人メドレー スイム 50m×3(1’15)バッタ抜き
ダウン 100m
合計 1500m
 
別に仕事が忙しくなくて疲れている訳ではなくても、えらい練習はやっぱりえらかった。
かえって緊張感の緩んだ状態であるから、気持ちの引き締めが厳しいのだろうか。
とにかく、4種目まんべんなくの練習はしんどかった。
 
今日教わったのは、バタフライでの呼吸の姿勢。身体は水面に対して水平に保ち、あごを前へ突き出すようにして上下動を極力抑える、という事だ。うむむ、なるほど。で、手のかき終わった後の前への戻しは、上へ持ち上げるのではなく水面を這わせるように。
そう、これらを総合すると、何となくラクに泳げるような気がした。上記の根拠は「体力の消耗を極力抑える為のスタイル」という事なのであり、実際、100mを思ったよりスムーズに回れた。
 
これまで、さんざん平泳ぎをやってきて、こちらは、絶対あごを上げてはいけないんだな。
あごは必ず引いて。
つまり、全く逆のことな訳で、少々混乱する所だ。
で、「平泳ぎの呼吸は、なるべく高い所で。」という事で、平泳ぎの上下動はバタフライの比ではないという事を認識した。腰を浮かせた状態、足先からお尻まで水面に水平の状態を保ったまま、あごを引いて身体を持ち上げ気味にストロークから呼吸に入る平泳ぎ。どんなに強靭な「背筋」が必要な事か・・・。なので、マスターズ水泳は、平泳ぎこそ水面に対して平らな泳法でもいいと思っているのだが。(平泳ぎほど、多種多様なスタイルのある泳法は無い。)
 
ということで、コーチの指導に感じる所の多い日だった。
 
Mar. 26 「人間の盾」に対する疑問

先日、外務省の人だかが、テレビで「人間の盾」を現地でやっている人達を助けるのか、どうするのか、といった内容の会見をしていた(内容の詳細は忘却した)。
 
これを見ていて、何か変だと思った。
 
私は、人間の盾に参加している人達を、自殺志願者と呼んでいる。
・・別に誰が何をしようが、他人に迷惑をかけないならそれは構わない。
自殺は残念だが、遠隔の他人に対して私がどうこう言うつもりは無い。
 
しかし、そんな事に、頼むから税金を使わないでくれ。
 
人には個人にそれぞれ、やるべき仕事があると思う。
私は、私がやらなければならない仕事をやっている。
人間の盾になっている人達は、本当に、人間の盾になる事がその人達の仕事なのだろうか?
戦争にならないように、これまで尽力してきた人達の、その人達の仕事はそういうことだ。その人達以上に何か出来る、とやろうとしている事なのだろうか?
これまでそれを血のにじむ思いでやって来たであろう事(その当事者の仕事)が実らず、悲しい現実に至っている所へ、ただ「盾です。」と行って、入り込むものなのだろうか。
 
(私は「盾」の、その詳しい仕事の内容については知らないので、無知で論点がずれているなら容赦願いたい。)
 
現場も知らずに表面的な言論を吹きかける悪質な評論家と同類、または、はやりのトレッキングに乗じ、知識も練習も無しに軽装で山へ入って救助隊へ迷惑をかける素人と、同じレベルではないのだろうか。  
このような人達の救助がどうこう言うのなら、最初から出国を認めないような措置を考えておくべきであったし、危険を承知で自分から出て行った者の自己責任とするべきである。
 
再度言う。この様な人達の為に、税金を使わないで欲しい。
あえて言うなら、望みもしないのに不況のあおりを受け、路頭に迷っている失業者を救う方が先である。年間3万人という自殺者数の異常こそ、憂うべきである。
 
この様な主張はしたくないのだが、致し方なし。
 
Mar. 26 久方振りの英会話

今週は、本当に特別な制約無しの自由な人生が約束されている。今週は。
ということで、気持ちの余裕も生まれた訳で、数ヶ月振りに英会話教室に顔を出した。
 
「 I'm fine! 」
 
この一言が、今の私を最も的確に表現している。
 
今日は prefer を用いた練習を沢山やったが、ま、何をやったかなんて、すぐ忘れてしまうことなので小事にこだわらず・・・。
 
しかし、またゼロからのスタートだ。
練習も学習もしなければ、能力など一気に坂道から転べ落ちるようなものである事はよく分かっているので、その事自体は、もうとやかく考えない事にしている。
単語が出てこないのは、努力しないから当たり前なのだ。
 
ということで、これからが大切だ。
また忙しさにかまけて、お留守になるのが怖いなあ。
どんなにアホな程度でも、そこから始めて一歩ずつ行くしかないので、顔を出すだけは出していかないと・・・。
 
実は、もっとお金を払っての、強制的な手段も考えている。
会社から車で5分のジャスコ内にある、これ
「自己投資」と言うと何だか格好いい感じだが、実情は「お金を無駄にしたくないなら行くしかない」という状況でも作り出さないと「出来ない」という、甘えた自分への背水の陣だ。
 
英語は避けては通れない道なので、やむを得ない。覚悟を決めよう。
 
Mar. 25 ダブルブッキング

梯剛之ピアノリサイタルが今年も開かれる。
梯さんは世界的なピアニストであるのに、こんな片田舎でも演奏して下さるとは(本当に毎年のように)、とても有り難いことだ。招待に尽力されている関係者の方々に感謝せざるを得ない。
 
これまで機会を逃して来てしまっている私は、今年こそは、と意気込んでいる。
 
が、今日、気付いた。  
この日は、会社の新人歓迎会の日だ。 がびーん。
 
・・・ということで、今日の昼休憩に気付いてから、ずっと悩み続けている訳だ。(平和ボケ)
 
会社の新歓は、別に強制参加という訳ではない。ひとえに歓迎の気持ちを表す場が全社的に用意されたものだ。悪く言えば、形式的なものだ。・・・なので、業務上の都合、特別な私用を制限するものではない。
しかしだ、私は、お祭りが好きだ。若いエキスも好きだ。 とほほ。
 
・・・もう、気持ちは決まっている。
あともう一押しは、リサイタルへの同伴者だ。こちらも決まれば、もう完全に吹っ切れる。(笑)

 
Mar. 25 今日の練習

アップ 50m
平泳ぎ KRLS 100m×1
平泳ぎ キック 200m×1
自由形 プル 100m×4(2’00)
平泳ぎ スイム 50m×8(0’50)
自由形 スイム 50m×2(2’00)ALL OUT
ダウン 50m
合計 1300m
 
平泳ぎで50mを50秒サイクルで回るのは、一年半振りという事になろうか。
その時は、10本を泳ぎ切って非常に充実した気持ちになったのを鮮明に覚えている。フリー陣に先に行ってもらい、私は3,4番手でのサイクルだった。
今日は、1コースを占有してのサイクルで、そして独り憤死した。
5本目までは何とか45秒までで回っていたが、6,7本目で完全にあごが上がり、肺が酸素を摂取する量が全く追いつかない状態、つまり金魚が水面でパクパクしている様な状態となった。8本目は、休憩無しでターンしてのスタート。その8本目に55秒を要したので、脱落だ。
 
ということで、このメニューだけで、ぽっくり逝けた。
 
Mar. 24 久方振りの銀色夏生

ふと職場を抜け出して「ジャスコ・ブラ(ぶらつくこと)」への逃避に走った先週の木曜日。
いつもながら小さな書店の片隅でうじうじしていた。
 
ノンフィクションや実用系にしか興味の無い中、それでもたまには小説に手を出したいと、それらの付近を徘徊。すると・・・。
 
何とも懐かしい表題を発見してしまった。
つれづれノート。
 
昔の読書録にもぽつぽつ書いた気がするが、平積みされていたのは2年ほど前に出たらしい「10」に相当する「島、登場。」だった。このタイトル自体が可愛くて、女の子にでもなったようにはしゃいだ気分になった。
 
すっかり飛ばしてしまっているので、二人目の子供が可愛い時期となってしまっていた。
著者もすっかりお母さんだ。
 
・・ということで、ふと、数日分ずつ微笑んでいる。
 
Mar. 24 試み

機械時計であるセイコー5の裏側。
このスケルトンが、イカしていて仕様が無い。
手前の自動巻き装置と、その後ろで休むことなく働いている振り子のようなもの、その繊細な動きがたまらなく愛らしい。
 
いまだに一日数回は、腕から外して眺めてしまう。
 
本当に故障知らずというのが真実なら、私が腕に巻いてあげる限り、君は半永久的に動き続けるんだね。
 
試みというのは、私の文章の中に、意図して「会話」を挿入する事だ。
これまで独り言のように、思うところをただ書いているだけであるのだが、「会話」を入れれば自ずと対話の意味合いが出てくるのではないだろうか。それが自分の中の他者であっても構わない。
文章中に他人が介在することで、上手く言えないが、間口の広がりか、孤立感の氷解か、そういう感じが「自分の中で」するような気がする。
 
考えてみれば、そういう表記をしたこと自体が無いので、昨日の文の様に少しずつ試してみたい。
 
Mar. 24 今日の練習

アップ 100m
自由形 プル 150m×3
平泳ぎ ドリル 50m×2
ダウン 50m
合計 700m
 
仕事は期末を迎え、今期締めくくりの納品を終えた。
関連作業で昼休憩を取る事が出来ず、朝も寝坊気味で食事を抜いて来た事もあり、一日何も食べていない状態だった。緊張した一日だった事もあり、お腹が減ったなどという感覚は麻痺していたが、解放され、泳いでいる途中で、やはり力が入らない事を通してやっと実感した。

 
Mar. 23 私と200km

春の訪れと、冬との別れ。残雪の美しい大山を眺めながら、私は走っていた。
 
 
朝6時頃に布団に入り、9時頃に寝ぼけながら「13時に」などと寝言のメールを打って再び昏睡状態へと誘われ、そして蘇生したのが、11時30分・・・。
 
明らかに間違っている。・・その真意は・・。
 
明らかにシャトルくんは汚い。
昏睡状態のその中の私は、きちんと覚醒して「洗車」をしている。
「スポンジ、洗剤、掃除機、、・・・。」
 
現実へ戻り、バケツで風呂の残り湯を汲み、シャトルくんへぶちかける。たっぷり水を含ませたタオルで、やさしく撫でる様に車体の拭く。
「ごめん、これで許してくれ。」
窓を拭く、助手席の視界範囲を中心に拭く。
「ごめん、これで許してくれ。」
 
12時15分。薄氷を踏む思いで、ディーラーへ電話する。
オイル交換と夏用タイヤへの交換は、30分で仕上げてくれるという。胸を少しだけ撫で下ろす。
そして、
「ごめん、13時45分目標で。」
 
タイヤを積み、あれこれしている内に、ディーラーへ着いたのは12時45分。
「お願いします。」
私は徒歩5分の会社へ向かい、20分間、ドキュメントの続きに集中する。
再び戻ると、ちょうどシャトルくんが出てきた。
「中原さん、このタイヤ、ヤバイっすよ。ヒビ、入って来てます。」
「・・・やっぱ、ダメっすか。」
「今、見積もりだしますね。」
「はあ・・。(あの、急いでるんですけど・・・。)」
とりあえず緊急ではないので、聞くだけ聞いて、そして、
「ごめん、14時か・・・」
 
・・・全てが昨日に済ませておける事だった。自己嫌悪に襲われつつも、諦めの境地に至る。
・・・ガスも無い・・・。
スタンドを経由して自宅へ引き返し、タイヤを降ろすとすでに14時。くう・・。
東へ飛ばして20分弱。
 
 
助手席が、遅れた時間の間にスパを余分に詰め込んで幸せなお腹で埋まり、西へ西へと談笑が続く。
 
今日は私のドライブの日だ。我侭を通して。そう、天気のいい日に、自分がこうして転がすのは実に久方振りのような気がした。忙殺された生活の中で、こんなひとときがどんなに嬉しい事か、ちょっと言葉では表現出来ない部分もある。
 
先日開通したばかりの青谷の自動車道、これは新鮮だ。
「うわあ。」
 
 
興味深いことだが、昨今の世界情勢からして「戦場のピアニスト」は、ちょっと気が進まないという。しかし私は、こういう時であるからこそ、自戒の念を込めて向き合いたいと思うところだ。
ということで、あくまで我侭を突き通す。
 
しかし、痛く、重かったのは確かだ。
しばらく沈黙する。
私は、告白をしてしまえば、反戦デモへ参加する勇気を持ち合わせていない。その行動で、ではどう解決への道を探るのだ、と自問した時、そのループをブレイクする自答がどうしても出来ない。・・・この状況は、残念ながら映画を観るだけでは脱することは出来なかった。
 
 
鳥取まで一目散で戻ることに決する。
鳴りそうな二つのお腹を押さえて、そして21時30頃か、夕食にありつく。
 
そして再び東へ向かう。
再度お腹いっぱいの助手席は空席となり、ぼんやりとした満足感と痛い胸をさすりながら、帰った。
 
23時、そして現実の映像を、悲しく重ねて見詰める。
 
Mar. 23 私と時計


深く、深く・・・。

 
Mar. 23 あたーらしーいー朝が来た!

あははあ、もう5時なのね。
一応、今日、この日曜日にしなくていい程度に、仕事を終わらせて来た。うひー。
 
きょーもドライブ出来るぜ、ごっごっごー!
 
・・・とりあえず、おやすみー。
 
Mar. 22 今日の練習

アップ 300m
平泳ぎ キック 50m×4(1’15)
バタフライ スイム 25m×4(1’30)ハード
平泳ぎ ドリル 50m×4(1’15)
平泳ぎ スイム 50m×4(1’30)25潜水
自由形 プル 100m×4(2’00)
ダウン 50m
合計 1450m
 
仕事がうまく行っておらず、むしゃくしゃでブチ切れ。
気分転換とならず。
 
Mar. 21 近況、徒然

今週は仕事メインで、泳ぎにも行く余裕が無かった。
平均睡眠時間4時間・・これが私のぎりぎりか。
4日間の短期決戦でしか、もう採用できない戦術になったのだと実感した。
この様な状態を維持して頑張っている方々には、本当に頭が下がる。
何につけても上には上があるものだ。
 
ということで、思考はしているようでもあり、止まっているようでもある。
想像しているようで、妄想している。
 
久方振りに見た今朝の夢は、すべて会社の人がキャストで、事態の深刻さを象徴したものだった。
 
 
最近、加藤諦三の考え方の一端が身に付いてきて、楽といえば楽になった。
「好きだからやるのではない。やっているから好きになっていくのだ。」という捕らえ方。
無論、好きだからやる分に、一向に文句は無い。問題は、後者だ。
この考え方は、「手のかかる子ほど可愛い」の理論を地で行くもので、私には分かりやすいのだ。
 
もちろん「仕事は、取り組んで取り組んで、そうしていると楽しみが出てくるものだ。」という言い聞かせは第一にするとして、最近は得意の?恋愛系に転化させて、「好きだから付き合うのではない。付き合っているうちに好きになっていくものだ。」、「この人じゃなきゃダメだ、と付き合うのではない。付き合っているうちに、この人じゃないとダメかなと思うようになる。」などと極論で毒づいている。
 
何が言いたいのかというと、こう考えると、これまで自分から閉ざしていたものの多さに気付かされるという事。「こうなんだ」という固定観念といも言うべき先入観にとらわれ、それ以外に見向きもしなかった自分があり、その反省の意味もある。
ただし、何もかもを無意に取り込んで、これもいい、あれもいい、と主体性無く興じるべきだと言っているのではない。
自分が大いに興味を持つかも知れない領域への一歩を、自分から閉ざすことだけはもう止めたい、それだけだ。
 
仮に、何とも思っていなくても、イヤでも、辛くても、腹が立っても、痛くても、自分に降りかかってきたものは振り払わず、有り難く一度食べてみて味見する。そして出来ることからやってみる。
可能性を諦めない。大切にしたい。一つ一つ。
 
Mar. 19 そして

私は、自分の戦場で今日も撃沈。・・・。
 
Mar. 19 ここでは

せめて、戦争の話はやめよう。
 
Mar. 18 太陽に照らされる月、月に照らされる私

仕事の、のどに魚の骨が引っかかったような半端な状態のものが、一部スッキリとした解決を得られて大変心地よい。
 
駐車場に出ると東の空が開けているので、夕焼けが消えたこの夕刻、月齢が合えば大きな丸い月との対面が許される。
 
大変美しい。
 
当たり前のことだが、心穏やかな時に、そういうものが入ってくる。
逆もまた真。
 
穏やかでありたい。
 
Mar. 17 中断

どうしても大儀くなって、会社から夕食時刻に途中抜けした。
公私共にいろいろとモヤモヤ考えるところがあり、いけないのだが、集中力に欠けた。
 
・・・欲求不満の一因に、ここではあまりにも露骨な事は書けない、という抑制が働いているという点がある。
書きたいと思うことの、その内容自体の問題であるのだが、広義にその表現の場はここだけに限らなくても良いのであって、少し考えようと思う。
 
Mar. 16 雨の日のドライブ

平日の陽気に引き換え、折角の休日にしとしとと降りしきる雨。
ま、雨降って地固まる、と思って広い心で挑んだ訳だ。
 
ドライブは、ふとそういう記憶が無いのだが助手席に乗せてもらって、きょろきょろ景色を見ながら、今あれが見えた、これが見えた、とドライバーの気も知らずに少々はしゃいでいたような。
 
一つの傘に二人で入るのもまた良し。
状況に応じた、柔軟でささやかな楽しみ方で・・・。
 
Mar. 15 SEIKO 5 SPORTS SNZ187K

念願が遂に叶う。セイコー5の落札を果たした。
 
しかし機械式時計については、完全に素人。
ただ、このフォルムに憧れて検索しまくり、海外向けの製品で日本では売られていないとの事を知る。オークションか、限られた通信販売でしか手に入らないという事が、更に気持ちを掻き立てる。
 
オークションでの敗北を重ねて約半年。
今回は久方振りに、ふと出品されている事に気付いて、そして幸運にもセリは低調で・・・。
 
ところで私はここ数年、腕に時計をしない生活を送って来た。
大学に入ってからずっと愛用していた時計は「過去の思い出」の品で、いつの時か、電池が切れたのをきっかけに封印してしまった。代わりの思い出作りに励みつつも(苦笑)、これも出会いなのか、良い時計にめぐり会う事も無く年月は過ぎ去っていた感じだ。
 
時計自体に特別に強い興味は無いのだが、時計には千差万別、様々な種類のものがあり、果たして自分はどのようなものが「好み」であるのか、それを知りたい欲求には駆られていた(それは「どんなタイプの女性が好きか」と問われて、はっと困ってしまった場面で、果たして自分はどの様な女性に興味があるものなのか、反省して自分に問い直すような感覚と似ている)。
従って、まず形から入り、仕様を熟読し、比較し、自分が求めている用途を改めて問い直し・・、そういう作業を少しずつ少しずつやってみてはいた。
 
そしてやっと、何となく、「これっていいな。」と思えるものが見えてきた感じだった。
無論それは複数有って、どれもそれぞれが特長を持った良いものばかりだった。そんな中で、一貫して細く長く、やっぱりこれを手にしてみたいという気持ちが続いていたセイコー5を、結果として初志貫徹の形での選択だった。
 
優柔不断で、自分がどうするのか、どうが良くて何が嫌なのかハッキリ言えない半端な自分の中で、こんな些細な一つの対象についても、そういう「見えてくる事」に喜びを感じ、自分自身に自信が付いて来るような感じがすると言っても過言ではない、そんな気持ちがした。
 
ただ、時計を選択しただけの事なのだけど。

 
Mar. 14 今日の練習

アップ 100m
平泳ぎ キック 100m×3(2’30)
自由形 プル  100m×3(2’20)
平泳ぎ スイム 50m×3(1’15)
ダウン 100m
合計 950m
 
翌土曜日から月曜日までプールの休館日なので、金曜の夜も練習に励む・・・ただ仕事を一時的に抜けて、相変わらずの束の間の休息なのだが・・・。
やはり週末の身体は幾分重く、ゆっくりじっくりフォーミング重視の練習にした。
 
アブ・ドゥアを休んでいるせいで、腰周りの筋肉痛も無い。
・・・もう挫折かいな・・・。
 
Mar. 13 今日の練習

アップ
スイム 200m
キック 200m
スイム 50m×4(1’15)
メインメニュー
(自由形 スイム 100mイージー(2’30)
+平泳ぎ スイム 100mハード(2’30))×3セット
平泳ぎ キック 50m×3(1’30)イージー、ハード、イージー
平泳ぎ プル 50m×3(1’30)イージー、ハード、イージー
ダウン 100m
合計 1600m
 
100mで持たず、平泳ぎは1’25がせいぜいである。
・・・というか、泳ぐ前に少し食べたのがやはりダメで、・・・。
コーチ曰く「夏に向けて、少しずつ練習量増やしていくんで・・」
そうですか、もうそんな時期ですか。最近寒いので勘違いしがちなんだけど、もう来週には春分なのね。
はあ・・。
 
Mar. 12 ・・・

寝ます。
 
Mar. 11 今日の練習

アップ 100m
平泳ぎ スイム 50m×4(1’15)ディセンディング
自由形 プル 100m×8(2’00)
平泳ぎ キック 25m×4(1’00)オール・アウト
平泳ぎ スイム 50m×2(2’00)オール・アウト
ダウン 50m
合計 1350m
 
アブ・ドゥアをやり始めた効果で、側筋を中心に腰周りが筋肉痛である。
更に上半身も、特に上腕三頭筋が痛い。
ということで、とりたてて息の上がる練習でもないのだが、動きが緩慢でストロークに力が入らない感じだった。
 
積み重ね、積み重ね・・・。
 
Mar. 10 今日の練習

アップ 100m
自由形 プル 100m×3
ダウン 50m
合計 450m
 
実に10日振りに泳ぐという事をした。
仕事は基盤にあるとして、それにしても北海道やら女の子にうつつをぬかしていると、スキーやら水泳すら心から零れ落ちることよ。
 
しかし、エネルギーを充満しているだけあって、いつもながら久方振りに泳ぐ時には清々しい。
で、無理をせず身体のあちこちの挙動を冷静に分析しながら、腹八分目でご馳走様。
 
明日から本格的な練習に復帰する。
 
Mar. 09 私の光景

真冬の寒気が入り込んだ北海道での4日間。
仕事を何とか無難にこなすことができ、そして昨日、8日の土曜日に銀世界を疾走した。
 
迷わず北上し、網走からオホーツク海を望む。
そこには、沖までびっしり流氷に覆われてる海があった。
 

 
私が学生の時分に訪れたサロマ湖、ここも大変印象に深かった。
その時は展望台から、湖へ沈む夕日を見守ったが、果たして今回、展望台は深い雪に閉ざされていた。
ワッカ原生花園から湖の方向を望む。
太陽の光と青空が隠されると、一面が冷たく寒い世界に統一される。
 

 
網走湖、能取湖、サロマ湖。湖に限らず、野も海も、全てが銀色一色の世界として融合していた。

 
Mar. 03 恥ずかしいが、仕方の無い買い物

ついに、アブ・ドゥアを買ってしまった。
 
今し方、オークションで落とした・・・。うう・・・何やってんだ、俺。
 
Mar. 03 明日から北見

今年度4回目の北海道出張。
これが、もしかしたら最後になるかも知れない。悔いの残らないように・・・。
 
Mar. 01 調子に乗れず・・・

7:30出社のたけには申し訳ないが、私は深酒を理由に昼過ぎまで起き上がることが出来ずに居た。私こそ働く時間を捻出しなければならない身であるのに。
 
作業の進み具合はともかく、夕刻はすぐに訪れた。あいにくの雨模様で尚更がっかりだ。
 
プールへ行かず、回らない鮨屋へ入る。
今夜は楽しい会食だ。
 
昨夜さんざんしゃべり倒した事もあり、ことのほか口が重く、歯切れが悪く使えない感じだったな。いかんいかん。
しかし、アウトプットを控えた分、インプットは前回よりは多く・・・。
 
ということで、次回につながりますように・・・。
 
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